古神道、イナリ古道、古儀神楽、合気神楽の流れを引き継ぐ心身修養法。
実践ワークによって、「宇宙大自然の存在を感じ取り、それを深く理解する心を養う道」です。
といえば難しく思えますが、
実際は 楽しく、「礼の作法」に始まり、独自のストレッチ「ユラフル操法」、呼吸法、瞑想法、
それに基本神楽の「円応舞」や 基本言霊発声などのワークの実践で丹田を鍛えていきます。
さらに、 この基本操体法と、神楽舞によって身体に取り入れた宇宙の生命エネルギー「愛気」により
心身の癒しに用いることができます。
つまり、「ユラフル操法」と「神楽舞」 および、それに付随する操法は、健康、美容、痩身、癒しと、
オールマイティに利用でき、 そのワークプロセスの中で、神楽舞の「神楽」とは 自分の中の「神」が
「楽しむ」伎で あることを理解できるようになります。
その根本の「和合」「調和」の理論を学ぶのが 「太礼道」です。
太礼道神楽伎流の目的
太礼道神楽伎流の第一は <生命エネルギーの活性化>
「練気と体幹の感得」によって、<生命エネルギーの活性化>を目的とします。
太礼道神楽伎流の第二は <霊性(魂)の目覚め>
「天然楽という自然体の心身をもって宇宙大自然との融合を図り、
それによって、<霊性(魂)の目覚め>を促す」ことを目的とします。
そして一人一人が「新たな自分の物語の主人公」となるのです。
太礼道神楽伎流の第三は <巫(かんなぎ)の神聖性を得る>
「天女・真人を目指し、神聖宇宙の美学」を身につけます。
巫(かんなぎ)というのは女性でいえば巫女(みこ)にあたります。
男性ならば本来の神主といったところです。別な表現をするならシャーマンということになるでしょうか。
シャーマニックな感性をもつ人、つまり、宇宙に対する高感度人間になること。
その感性を身につけると、宇宙の神聖性を得て、美しい高次の世界を感じ取れるようになるのです。
正式名称「太礼範愛気和道神楽伎流」
太礼(神聖統一)をもって霊性の向上を促し、それによって、心身に愛気を得て、和らぎの心を修め、
その道のもと、神楽の伎を練っていくことにあります。
「太礼範愛気和道」を略して太礼道といい、「太礼範愛気和道」を略した呼称で、
「太礼道神楽伎流」を略して「太礼神楽」といいます。
祭礼に臨むに際し「太礼神楽」の名称を用います。
魂の感性を高める「太礼神楽」
古来より日本には<神楽>という舞踊がありました。これは神に感応するために行われるものでした。
この「神に感応する舞踊」、「魂の舞」、それが本来の<神巫舞(かんなぎまい)>としての「神楽」でした。
現在、神社で舞われる「巫女舞」は美しい所作であり、それは神事舞踊の一つとして 大変価値があるものです。
ところが本来の神聖感応舞踊としての一面は室町期にはすでに失われています。
また、神宮や大社には厳かで格式と伝統美に満ち溢れた素晴しい「宮廷神楽」や「舞楽」などの舞踊があり、
全国の神社などでは、祭礼で披露される、「里神楽」という舞劇があります。
それらのあらゆる神楽舞のなかでも、「魂の感性を高める舞踊」として伝承されているものが、<太礼神楽>です。
インドにはヨーガがあり、中国には太極拳があるように、 わが国には古来より伝承されている舞伎、
<神楽>による心体伎法があると言われています。
太礼(たいれい)
「神聖統一」した状態を意味するもので、 心がつねに「宇宙と通じている状態」をいいます。
愛気(あいき・マナムス)
神聖宇宙から霊太陽を通じてもたらされる 「宇宙生命の光エネルギー」のことを指し、
その光エネルギーの放射をもって、私たちの体と心、目に見える世界と目に見えない世界、
この世界の中に相対する存在、相反する力を、愛和(あいわ)統合する働きをいいます。
このように太礼(たいれい)を規範とし、 愛気(あいき・マナムス)をもってすべてと調和する道を、
「太礼範愛気和道」といいます。
神楽(かぐら)
宇宙と一体になるための伎舞(わざまい)であり、 その一体化に向けて神座(かみくら)という霊中枢、
身体の霊エネルギーコアを活性させる操舞をいいます。
太礼道ではこれを神楽伎(かぐらぎ)と呼んでおり、 その流儀を「神楽伎流」としています。